クラフター(東京都港区)は、業務効率化ツール「Crew」の開発・提供を行っており、GPT-4への対応を開始した。Crewは、ChatGPTをビジネスで安全に活用するためのツールである。GPT4 Turboは、2023年11月6日にサンフランシスコで開催されたOpenAI主催の開発者向けイベントDEV DAYにて、CEOのサム・アルトマンから発表された。現行のGPTを遥かに超える性能として紹介されたGPT4 Turboの特徴として、コンテキスト量の増加、最新のネット情報の取得、価格面のアップデートなどがあるという。

Crewでは、GPT4 Turboを契約すると、上記全てが対応できるようになる。ただし、GPT4 Turboは現時点(2023年11月20日)でオーストラリアリージョンのみでの提供となるという。また、11月28日には法人向けの無料オンラインウェビナーを開催し、「書類業務が多い方必見!自社書類を使いながらChatGPTで業務効率化する方法」をテーマにした内容を提供するとのこと。

Crewは、ChatGPTを始めとした生成型AIを利用する際のセキュリティー対策にも力を入れている。個人情報などのセンシティブ情報を検知し非表示にし、登録している従業員の権限を設定できる。また、フィルタリングするNGワードを追加することにより、企業ごとに独自の秘密情報を追加できる。さらに、ChatGPT単体にはない書類を元にした会話機能もあり、説明書類や手順書といった社内文書をアップロードして書類から回答できるとのことだ。

出典:プレスリリース