クレジットエンジン(東京都港区)は、オンラインレンディングプラットフォーム「CE Online Lending Platform」の機能「CE Collection」に督促交渉AIを追加し、LENDY債権回収と共に実証実験を行うと発表した。このAIは延滞債権や支払いの督促に特化しており、債権管理回収のデジタル化をさらに推進する。

同社は「CE Collection」を通じて債権管理回収の効率化を図ってきた。新たに開発されたAIは、債務者からの問い合わせ対応の品質と効率を向上させることを目的としている。社内テストでは、業務効率が90%以上向上したという。AIによる回答評価システムも導入し、品質の継続的な向上を図る。

LENDY債権回収では、法務大臣からの許可を受けており、今後一般へのサービス提供を計画している。また、「CE Collection」の新機能としての提供に加え、将来的には単体サービスとしての展開も視野に入れている。

クレジットエンジンは、金融機関業務の利便性向上を目指し、金融機関や事業会社との連携を強化し、より多くの受益者を生み出すことをミッションとしている。今回のAI機能追加により、その実現に一層近づいたといえるだろう。

出典:プレスリリース