ファースト・オートメーション（愛知県名古屋市）は、オフラインで動作するAIチャットアプリケーション「ローカルLLM」の販売を開始した。インターネットを介さずPC内で直接動作し、テキストベースの応答を生成するこの技術は、Meta社のLlama2モデルを基にしている。インストール後はインターネット接続なしで利用可能で、セキュリティーリスクを低減する。
ローカルLLMは、製造業などセキュリティーが重視される環境やインターネット接続が困難な場所での業務改善に貢献する。このパッケージは、AI計算に適したハードウェア選定、AIチャット環境の構築、カスタマイズ対応、RAGのセットアップを含む買い切りモデルで提供される。
製造業におけるローカルLLMの利点は、インターネット接続がない環境でも情報提供や問題解決が可能であること、高いセキュリティーとプライバシー保護、業務特化のカスタマイズが可能であることなどが挙げられる。これにより、セキュリティー面での価値、生産性の向上、言語の壁の克服、課題解決、知識共有と教育に大きなインパクトを与える。
ファースト・オートメーションは、ローカルLLMの導入支援からハードウェア選定、チャットツールの構築、カスタマイズまで全面的なサポートを提供する。導入費用は50万円からで、ハードウェア費用は別途必要となる。興味がある方は同社のウェブサイトでお問い合わせを。
出典：プレスリリース
