IBM(Armonk, New York)は、消費財・小売業界向けにSAP社と共同で生成AIを活用したソリューションを開発すると発表。IBM watsonxとSAPソリューションの統合が完了し、IBM ConsultingはSAPと協力して新たなビジネスプロセスを強化するソリューションを提供する。世界中の消費財業界の顧客と連携し、SAP Direct Distribution®ソリューションと連動するAIソリューションの構築に取り組んでいる。

新しいソリューションは、店舗レベルでの品そろえ管理や商品流通の改善、収益増加を目指す。IBMはSAP Direct Distributionに外部データを組み込み、AIを用いて最適な配送ルートを特定する計画。また、店舗ごとの市場動向や販売パターンに基づき、品そろえを最適化し、売上を最大化するための提案を行う。

さらに、IBMはSAPとの協業で、店舗への直接配送に関わる注文決済の自動化を進める。これにより、業務効率の向上と決済精度の改善を図る。IBM Consultingのルク・ニアジ氏は、消費財業界の企業がビジネス価値を達成するための支援を強調。

IBM ConsultingはSAP Business Technology Platform®上でソリューションを構築し、watsonxとAPIを通じて統合する予定。EJケニー氏は、消費財企業の業務改革と収益改善を支援するIBMとの協力を歓迎。IBM Consultingは、AI専門知識を生かし、お客様のビジネス変革を加速するための支援を提供する。

出典:プレスリリース