Super Micro Computer(サンノゼ)はAIやクラウド、HPCなどの分野でトータルITソリューションを提供する企業である。同社はAIソリューションのラインナップを拡充し、公共スペースや小売店、産業インフラなどのエッジロケーションでAIを活用することを可能にする。SupermicroのサーバーはNVIDIA GPUを搭載し、エッジでのAI推論ソリューションの展開を容易にし、応答時間と意思決定を向上させる。

チャールズ・リアンCEOは「SupermicroはエッジAIソリューションの幅広いポートフォリオを提供し、事前トレーニングされたモデルをサポートする」と述べる。Hyper-Eサーバーは第5世代インテル® Xeon® プロセッサーをベースに、最大3基のNVIDIA H100 Tensor Core GPUをサポートし、エッジAIに高いパフォーマンスを提供する。これにより、企業はエッジロケーションでAIデータを処理し、競争優位性を確立することを目指す。

サーバー技術の進化により、エッジでのリアルタイム意思決定が可能になり、クラウドへのデータ転送が不要になった。NVIDIA AI Enterpriseを利用した事前トレーニング済みの大規模言語モデルをエッジロケーションで使用できるようになる。NVIDIAのケビン・コナーズVPは「ヘルスケアや小売などの業界がエッジでのAI活用を模索している」と述べ、新しいSupermicro NVIDIA認定システムが高性能なインフラストラクチャーとソフトウェアを提供すると強調する。

SupermicroのSYS-221HEなどのサーバーはエッジのトレーニングと推論に最適化されており、NVIDIA Tensor Core GPUを搭載可能である。これにより、AIワークロードをエッジ環境で処理する能力が提供される。Evidenなどのパートナー企業は、これらのサーバーを活用して、小売店での顧客体験を向上させるエッジAIソリューションを開発している。Supermicroは、エッジAIの分野でさらなる展開を進めている。

出典:プレスリリース