日本システム技術(東京)は、保険者向け業務支援システム「iBss」の効率化を目指し、マイクロソフトの「Azure OpenAI Service」を用いた実証実験を開始した。このシステムは、保険者のICT化ニーズに応えて開発され、WEB検認システムを中心に多くの保険者から支持されているという。

実証実験では、コールセンター業務の通話要約品質の差異解消と人件費削減を目指す。過去の通話データから生成されたテキストを用い、AIによる要約の有効性を検証する。中間検証は2024年3月に予定されており、結果は随時公開されるとのこと。

今後、日本システム技術は検証結果を踏まえ、AI利用のガイドライン策定や活用方法の検討を進める。また、加入者向けポータルサイトや保険者向け業務支援システムの利便性向上にも注力する。同社は保険者のDX化を積極的に支援し、iBssのさらなる発展を目指すという。

「Azure OpenAI Service」は、Microsoft Azure上でカスタマイズされたChatGPTを安全に利用できるサービスで、企業間での採用が拡大している。日本システム技術は、このサービスを活用し、保険業界の業務効率化に貢献する方針だという。

出典:プレスリリース