John Muir Health (JMH)とAmbience Healthcareは提携して、Epicの電子医療記録(EHR)とシームレスに統合する生成AIプラットフォームを立ち上げた。わずか2週間で完了したこの迅速な統合により、AmbienceのAI医療筆記者と一連の生成AI製品は、JMH臨床医の監督の下でEpicとの間で情報を直接読み書きできるようになるとのこと。

国内で最も進歩的な医療システムの1つとして知られるJMHは、医療におけるAIの可能性を活用することに常に熱心だった。目的は、臨床医をサポートし、患者エクスペリエンスを向上させ、文書作成の負担を軽減することだ。この目的を達成するために、JMHの最高医療情報責任者であるプリティ・パテル博士と最高戦略責任者のジョージ・ザウターは、AIパートナーの探索を開始したという。

間もなく、JMHの臨床医は、Ambienceアプリを通じてEpicのスケジュールに直接アクセスし、デスクトップまたはモバイルでAmbience AutoScribeを使用して訪問を記録し、AIによって生成されたドキュメントをEpic内で即座に表示および編集できるようになる。全国的に医療従事者が不足し、患者の需要が急増する中、JMHは文書作成の作業負荷を大幅に軽減するためにAIの使用を先導しているとのこと。

JMHでのAmbienceオペレーティングシステムの迅速な導入により、臨床医がシステムを完全に導入するまでの中央時間は1シフト未満となった。これにより、JMHは8つの異なる臨床専門分野にわたって50のプロバイダーとの連携を開始し、年末までに全てのサービスラインへの完全な展開を目指している。現在、JMHの常勤臨床医はAmbienceを使用して、EHR文書作成にかかる時間を1日当たり平均1 ~ 2時間節約し、時間外および週末の文書作成作業を大幅に削減すると同時に文書の品質も向上させているとのことだ。

出典:プレスリリース