LIFULL(東京)は、不動産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速するため、ツクルバ(東京)と基本協定を締結した。両社は、不動産取引業務における生成AIの活用を通じて生産性を向上させる共同研究を行う。

LIFULLは1997年から「LIFULL HOME'S」を提供し、2023年5月には生成AI専門組織を設立。ChatGPT向けプラグインやAIチャットを開発し、そのノウハウを業界に提供してきた。今回のパートナーシップは、これらの経験を生かし、不動産業界全体のDXを推進することを目的としている。

ツクルバが運営する「cowcamo」は、中古・リノベーション住宅の流通プラットフォームであり、今回の協定により、AI技術を含む最新技術の研究開発を共同で進める。両社は知見と人材を交流し、顧客体験の向上を図る。

これまでにもLIFULLは、ハウスコム(2024年3月14日発表)や野村不動産ソリューションズ(2024年4月23日発表)と不動産DXパートナーシップ協定を結んでおり、業界内での連携を強化している。今後もさまざまな施策を通じて、不動産業界のDXを推進していく方針だ。

出典:プレスリリース