Neo4jは、Snowflake Data Cloud Summit 2024でSnowflakeとの戦略的提携を発表し、ネイティブグラフ データサイエンス ソリューションをSnowflakeのプラットフォームに導入した。このコラボレーションにより、ユーザーは65を超えるグラフアルゴリズムをSnowflake内で直接適用できるようになり、データ移行を必要とせずにAI/MLおよび予測分析のためのグラフ対応の洞察を得るプロセスを合理化できる。

Neo4jのグラフデータ サイエンスをSnowflakeの環境に統合することで、SQLに精通したユーザーにとってグラフ分析の導入が簡単になる。不正検出やサプライチェーンの最適化など、さまざまなアプリケーションを強化するための包括的なアルゴリズム ライブラリーを提供する。このソリューションは、プロジェクトの展開を迅速化し、ビジネスインサイトの精度を向上させることを目的としている。

Neo4jの分析およびMLツールは、複雑なデータ関係を明らかにして分析し、予測と洞察を強化するように設計されている。同社の広範なアルゴリズムライブラリーとMLモデリングは、ナレッジグラフの作成から大規模言語モデル(LLM)のグラウンディングまで、さまざまなアプリケーションをサポートする。Neo4jは、重要なデータ関連の質問に答えるツールを提供することで、Boston ScientificやNovo Nordiskなど、多様な顧客にサービスを提供している。

この提携により、Neo4jのグラフ分析とSnowflakeの安全なデータ環境を統合することで、企業の意思決定能力が向上することが期待される。ユーザーはSQLを利用してナレッジグラフを構築し、ETLプロセスの煩わしさなしにグラフアルゴリズムを利用できる。このコラボレーションではGenAIアプリケーションもサポートされ、Snowflakeの最新のコンテナサービスと連携するサーバーレスで柔軟なモデルが提供される。

出典:プレスリリース