ネットアップ(東京都中央区)は、ハイブリッドマルチクラウドAI向けの業界最高水準のデータパイプラインの強化や、ランサムウェアに対抗する最も安全なデータストレージの進化など、複数のポートフォリオのアップデートを発表した。これにより、ネットアップの業界をリードするソリューションが、お客様において、シンプル化、コスト最適化、セキュリティー、持続可能性を促進することを示したという。

ネットアップの最高製品責任者であるHarv Bhela氏は、「現在、お客様は、AIのビジネスチャンスとランサムウェアの脅威という2つの重大な課題に直面している。今回ネットアップは、AIデータパイプラインをシンプルに実装でき、ハイブリッドマルチクラウドに跨るデータ全体で高い拡張性とパフォーマンスを実現することが可能な新たなソリューションを発表した。これらのソリューションにより、ネットアップはお客様がAIによりビジネスの成功を得ることができる最前線に位置することになる」と述べた。

ハイブリッドマルチクラウドのリーダーとして、ネットアップは高性能のオールフラッシュストレージとクラウドストレージを提供し、顧客が最新のデータレイクを構築してAIを高速化できるようにすることで、この複雑性を緩和する。また、ユーザーは稼働中の複数のAIモデルのバージョンをトレーニングデータまでさかのぼって追跡できるため、責任を持ってAIを使用していることを確認でき、ストレージはMLOpsプラットフォームと統合されているため、データサイエンティストはより簡単にAIを利用し、生産性を向上させることができるという。

ONTAP AIコンバージドインフラストラクチャースタックは、世界で最も成功を収めているAIスーパーコンピューティングシステムであるNVIDIA DGXを活用し、設計と導入の複雑さを解消するインフラソリューションによって、あらゆる企業が最も複雑なAIワークロードに取り組むことを可能にする。今回ネットアップは、キャパシティフラッシュを搭載したAFF CシリーズがONTAP AIアーキテクチャーに追加され、手ごろな価格と持続可能性が向上したことを発表したとのことだ。

出典:プレスリリース