岡山大学(岡山市北区)は、ユーザーが自由記述で質問しても適切に回答できる質問応答システムを開発した。このシステムは、大規模言語モデル(LLM)を活用し、「よくある質問(FAQ)」から最も近い質問を検索して回答を提供する。

同大学情報統括センターは、2024年5月22日から新システムのサービスを開始。LLMの技術を用いることで、キーワードやカテゴリーにとらわれずに質問が可能になり、生成AIの誤った文生成の問題を回避している。

このプロジェクトは、AI・数理データサイエンスセンターのCypherが主催する研究会での交流がきっかけで、学内の先端研究成果を情報統括センターの課題に応用したものだ。岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学としての取り組みを進めている。

竹内孔一准教授は、「FAQは私も利用していたが、LLMで検索できるようになり、サービスをより深く理解できるようになった」と述べている。本情報は、2024年5月23日の定例記者会見で公開された。

出典:プレスリリース