プリファードロボティクス(東京)は、AI搭載の自律移動ロボット「カチャカ」の新機能を2024年5月に提供開始すると発表した。この新機能は、大規模言語モデルを活用し、より自然な会話での操作が可能になる。利用者の過去の会話を記憶し、意図に沿った動作を実現するという。

同社によると、新機能では「カチャカ」が曖昧な指示にも対応し、複数のアクションを一つの指示でこなせるようになる。また、利用時の問題に対して、カチャカに話しかけるだけで解決策を提示する機能も追加される。ユーザーは、よりパーソナライズされた会話を楽しむことができるようになる。

「カチャカ」のソフトウェアを3.0にアップデートし、スマートフォンアプリの「カチャカにお願い」アイコンをタップして話しかけるだけで操作できる。6月以降には、進入禁止エリアの自動登録や初期設定の自動化などの機能向上が予定されている。

プリファードロボティクスは、「NexTech Week 2024 AI・人工知能EXPO」にて「カチャカ」の新機能をデモ展示する。展示会は2024年5月22日から24日まで東京ビッグサイトで開催され、来場事前登録は公式サイトから可能だ。同社は、AI技術を駆使したロボットの提供を通じて、人々の生活を支援することを目指している。

出典:プレスリリース