プルーフポイント(カリフォルニア州サニーベール)は、DLP(Data Loss Prevention)Transformの一般提供を開始したと発表。同社は「Gartner® Peer Insights™ Voice of the Customer for Data Loss Prevention」で“Customer's Choice”に選ばれた実績がある。企業はレガシーDLPソリューションの限界に直面しており、内部リスクやクラウドデータ保護、生成AIツールの使用制御などの課題に対応する必要がある。

Proofpoint Information Protectionは、電子メール、クラウド、エンドポイント、ウェブなどの主要チャネルで機能し、ユーザーの振る舞いやAIによるデータ分類、脅威のコンテキストを分析する。これにより、情報漏えいリスクを低減し、6,000社以上の組織が利益を得ている。DLP Transformは、単一のパッケージでデータリスクを迅速に評価し、保護するクラウドネイティブなアーキテクチャを提供する。

生成AIツールの増加によるリスクに対応するため、多くの組織は生成AI使用ポリシーを策定。Proofpoint DLP Transformは、ユーザーの振る舞いやコンテンツに基づいて、生成AIツールとのやり取りを管理することで、ポリシーの実施を可能にする。従来のDLPソリューションとは異なり、Proofpointは柔軟に操作を許可または禁止し、企業ポリシーの遵守を支援する。

プルーフポイントは、ChatGPTやGoogle Geminiなどの生成AIツールに対応するブラウザベースの拡張機能をDLP Transformに追加し、2024年第2四半期末に提供予定。同社のマヤンク・チュードハリー氏は、生成AIシステムが新たなデータ漏えいの経路となる可能性を指摘し、管理された使用を通じて生産性の利点を享受する組織のニーズに応えると述べている。

出典:プレスリリース