ServiceNow(カリフォルニア州サンタクララ)とNVIDIA(カリフォルニア州サンタクララ)は、通信事業者向けの生成AIソリューションを提供するパートナーシップを拡大すると発表した。新しいソリューション「Now Assist for Telecommunications Service Management」は、Now Platform上で展開され、NVIDIA AIを活用してエージェントの生産性向上と顧客体験の改善を図る。

IDCの調査によると、世界の通信サービスプロバイダーの73%がAI/MLへの投資を最優先課題としている。ServiceNowのRohit Batra氏は、生成AIが通信事業者にとって重要な進歩であると述べ、NVIDIAとの協力により迅速なビジネス価値の実現が可能になると強調した。NVIDIAのChris Penrose氏も、AIが通信業界の進化を加速しているとコメントしている。

Now Assistは、ServiceNowによって調整された大規模言語モデルを使用し、NVIDIA Triton Inference Server™とNVIDIA NeMo™でカスタマイズされている。これにより、通信事業者は生成AIを安全かつ迅速に活用し、カスタマーケアやサービス保証などのビジネスクリティカルなユースケースに対応できる。

BT(イギリス)は、ServiceNowと提携し、レガシーサービス管理プラットフォームを統合している。BTのHarmeen Mehta氏は、生成AIが通信事業者に新たな進化をもたらし、ServiceNowとNVIDIAとの協力により、ビジネスプロセスの変革を進めると述べた。ServiceNowとNVIDIAは、通信事業者のニーズに基づいた生成AIユースケースの開発を進めている。

出典:プレスリリース