TXP Medical(東京)は、急性期転院調整システム「NEXT Stage CONNECT」に生成AIを用いた紹介状自動作成機能を追加した。この機能は、救急患者の迅速な転院を支援し、医師の負担を軽減することを目的としている。

「NEXT Stage CONNECT」は、高次医療施設からの救急患者転院時の診療報酬加算に対応するために開発された。従来の手作業による紹介状作成を電子化し、業務の効率化を図る。新機能では、救急外来サマリーの情報をQRコード化し、これを読み取ることで紹介状を自動生成する。

TXP Medicalは、NEXT Stage ERを利用する70病院以上でのデータを基に、生成AIを活用した紹介状の自動作成を実現。医師の紹介状作成業務を大幅に削減し、医師の働き方改革に貢献するとしている。また、NEXT Stage ERを使用していない病院でも、電子カルテからの情報をOCRで読み取り、紹介状を作成できる。

開発チームは、TXP Medicalの医師と技術者が協力し、Microsoft AzureのGPT-4モデルを基にチューニングを施した。この取り組みは、医師の長時間労働の改善が求められる中、診療の効率化を進めるものである。TXP Medicalは、生成AIを駆使して急性期医療の業務改善を進めていく。

出典:プレスリリース