TXP Medical(本社所在地)は、救急・集中治療領域の学術レジストリ登録作業を自動化する機能をリリースした。これまで人力で行われていた登録作業は、生成AIを活用し、電子カルテからQRコードを介して情報を抽出・登録することで、効率化を図る。

同社が提供する「NEXT Stage ER / ICU」システムは、全国70以上の大病院で導入されている。このシステムから出力される患者情報のQRコードを、インターネットに接続された端末で読み込むことで、生成AIが自動でレジストリ情報を登録する。

急性期領域のレジストリには定性項目が多く、自動登録が難しいとされていたが、TXP Medicalの技術により、CRITICAL研究や熱傷レジストリにおいても90%以上の精度での自動登録が可能になる見込みだ。この取り組みは、臨床医学領域の学術レジストリ自動登録機能としては日本初の実用化である。

TXP Medicalは、医療データを活用して命を救うことをミッションに掲げ、救急医療現場のデジタル化とプロセス合理化を推進している。今後も生成AI技術の進歩に注目し、技術アップデートを進めながら、救急・集中治療分野の学術研究をリードする企業として、先進技術を現場に届け続ける。

出典:プレスリリース