WSC Sports は、スポーツ動画コンテンツの分野でAIを駆使し、新たな「生成人工知能(Gen AI)グループ」の設立を公表した。同社は、スポーツメディアの権利者向けに、AI技術を核とした新しい製品の開発に注力している。CEOのダニエル・シックマン氏は、AIとスポーツコンテンツの融合により、業界をリードする戦略的な位置にあると強調し、新しい生成AI製品の開発に取り組んでいることを明かした。

イタイ・エプスタイン氏がGen AIディレクターに就任し、既に5年間WSC Sportsに在籍している経験を活かしてチームを率いる。現在22名の専門チームが、この分野での価値向上を目指し、年内には人員を倍増する計画だ。エプスタイン氏は、同社の生成AIサービスが業界に大きな変化をもたらすと述べ、スポーツ専用の大規模言語モデル「ラージ・スポーツ・モデル(LSM)」をリードしていることを強調した。

WSC Sportsは、2年間にわたる生成AI製品のロードマップを構築し、徐々に展開している。既に世界最大級のリーグの一つと提携し、「AI Commentary」などのサービスを開始している。エプスタイン氏は、今後も多くの計画があるとしており、スポーツファンに向けた新しく魅力的なコンテンツ体験の提供を約束している。

出典:プレスリリース