Ferrovialは、Quercusプラットフォームを通じて生成型人工知能(AI)の導入を強化するために、DXC Technologyと戦略的提携を結んだ。この取り組みでは、DXC TechnologyがFerrovialの生成AIプロジェクトに基づいて構築されたQuercusの開発、保守、マーケティングの側面を管理する。Microsoftは、プラットフォームの拡張に必要な技術基盤を提供する予定だ。

Quercusプラットフォームは、AIの利用拡大を促進するように設計されており、さまざまな業界で堅牢かつ迅速かつ効率的なソリューションを作成するために不可欠な一連の技術コンポーネントとビジネスロジックを提供する。データ セキュリティー、システム統合、さまざまなAIモデルの調和を重視し、企業向けのカスタマイズされたソリューションの開発プロセスを合理化することを目指している。

Ferrovialは既にQuercusの初期バージョンを活用して、HRやサイバーセキュリティーの専門家を含む全従業員が利用できる日常業務のアシスタント機能を備えた生成AIソリューションのマーケットプレースを立ち上げている。FerrovialのCIIOであるDimitris Bountolos氏は、マドリードでの契約調印式で、このプラットフォームが多数のアプリケーションで運用効率を向上させる可能性を強調した。この契約調印式には、DXC TechnologyとMicrosoftの幹部も出席した。

スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラにあるDXCテクノロジーの人工知能センターオブ エクセレンスは、Microsoftのサポートによりプラットフォームの汎用性を高め、他社へのアピール力を高めながら、Quercusの継続的な機能強化と商業化を先導する。このコラボレーションは、イノベーションと運用の改善を促進し、プラットフォームを導入する企業に競争上の優位性を提供することを目指している。Microsoftの関与により、Quercusを通じたAIソリューションの展開が、セキュリティー、プライバシー、透明性などの側面に重点を置いた倫理的配慮に沿ったものになる。

出典:プレスリリース