エスティローダー カンパニーズとマイクロソフトは、AIイノベーションラボの設立により戦略的パートナーシップを拡大すると発表した。この取り組みでは、マイクロソフトのAzure OpenAIサービスを活用し、消費者エンゲージメントの強化と現地市場のニーズに重点を置いた製品発売の迅速化を目的とした高度なAIソリューションを開発する。このコラボレーションにより、両社は美容分野における生成AIの統合の先駆者としての地位を確立する。

エスティローダー カンパニーズとマイクロソフトは、現在も継続中のパートナーシップにおいて、グローバルマーケティング戦略の改善を目的としたAI搭載チャットボットで既に成功を収めている。この社内ツールは会話型AIを活用してELCの膨大な製品データベースにアクセスし、タイムリーで地域に即したマーケティングキャンペーンの立ち上げを可能にする。さらに、両社は研究開発にAIを適用して新製品の開発を迅速化し、新たなトレンドや消費者の好みに迅速に対応している。

エスティローダー カンパニーズの幹部であるジェーンローダー氏は、同社の高品質な製品と消費者体験への取り組みを強化する上でのテクノロジーの役割を強調した。同氏は、パーソナライズされた消費者とのやり取りやより迅速な市場洞察の生成におけるマイクロソフトのAIツールの利点を強調した。マイクロソフトのシェリーブランステン氏も、顧客体験の向上から製品開発の合理化まで、美容業界における生成AIの変革の可能性についてコメントした。

エスティローダー カンパニーズとマイクロソフトのパートナーシップは2017年にまで遡り、音声対応のメイクアップアシスタント アプリなどの革新的なソリューションを生み出してきた。視覚障害のあるユーザーを支援するために設計されたこのアプリは、包括的なテクノロジーに対する両社の取り組みを示す好例であり、最初のリリース後にさらに多くの市場と言語に拡大される予定だ。

出典:プレスリリース